榎が丘の桜
横浜市青葉区榎が丘18番地に、思い出の桜がありました。
場所的には、榎が丘第二公園と恩田配水池の間。
そこは2009年まで、とある企業の社宅でした。
この周辺には綺麗な桜が多いので、周辺にお住まいの方も、
「元からあった桜」だと思われていた事でしょう。でも実は・・・
この桜は「東京の世田谷区立桜町小学校の入学祝い」だったのです。
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同じ企業の社宅が世田谷区の用賀にありまして、住人の子供たち・・・
私の他に同級生が3人ほどだったでしょうか?入学したのが桜町小学校。
新入生は入学式の時、桜の苗木をプレゼントされたんです。
皆は当然、用賀の社宅の庭に植えたんですが、一年もしない内に・・・
「社宅を売却する。住民は新しい社宅に引っ越せ!」・・・となったのです。
新しい社宅というのが、横浜市緑区榎が丘の社宅。後の青葉区榎が丘です。
子供達は桜の苗木を、友達や祖父母の家の庭に移したりしました。
私は同級生の庭に託しましたが、その子も引越し、早々に消失しました。
でも一人だけ、榎が丘の新社宅に植え替えた子が居たんです。
「これ俺たちの桜だよな~」とか言って○○をかけたりしていましたが、
最近ではフェンスを押し倒し、4階建ての社宅を脅かすような大きさに育ちました。
春には、桜吹雪?を思わせるほど、大量の花弁を舞い散らします。
でも社宅というものは、どんどん住人が移り変わってしまいます。
きっと最近の居住者には、春以外は迷惑な桜だったことでしょう。
私もその後、引越しを繰り返して大人になりましたが、いつの頃からか、
年に一回、この桜を見に行くことを始めました。
「この桜のことを私は知っている、だからこの桜にも私を見ていて欲しい」
などと考えたからです。2008年にはついに婚約者を、桜に引き合わせました。
桜は祝福するかのごとく、たくさんの花を降らせてくれました。
↑さて、これが2010年4月の写真。なんと社宅は売却され、マンションに!
・・・桜も撤去されてました。残念![]()
でも私の目蓋には、桜が癒すように花を降らせてくれた光景が焼付いています。
そして今では奥さんが、舞い散る桜に負けない笑顔を見せてくれます。
勝手な妄想ですが、桜は「私が所帯を持つまで、がんばってくれていた・・・」
なんて思えるのです。
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