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2011年8月27日 (土)

怪獣と美術

『怪獣と美術-成田亨の造形芸術とその後の怪獣美術』

…平成19年に開催された展覧会の図録を手に入れました。

八王子美術館の通販で、送料代引き込みで3,000円しません。

あやうくオークションで大枚はたくトコでした。

20110827kaijyutobijyutsu

ハードカバー、216ページ!

ウルトラ怪獣やウルトラホーク、マイティジャックをデザインした

成田亨さんを中心に、ウルトラ怪獣を造形した高山良策さん、

そして池谷仙克さん、原口智生さんの作品が収録されています。

ウルトラ怪獣のデザイン画はそれほど多くないです。

朝日ソノラマ『成田亨画集 ウルトラ怪獣デザイン編』には及びません。

彫刻作品も、ほんの一部の収録かと。

(余談:岡本太郎美術館の『ウルトラマン伝説展』の図録には、

成田さんの絵は一枚も収録されていませんからご注意!)

むしろこの図録は、その総論に価値がありました。

自分は幼少時から、メカも怪獣も、成田さんの洗礼を受けまくっていて、

どうしても神格化してしまうんです。

(例えばランボルギーニ・レヴェントンを観ると「成田さんと同じ手法だ!」

とか思っちゃうんですね。

「…必ず傾いた面を組み立てて型にし、その形が単純の意外性を

もつことによって新しさを生みたい…」「…曲線を避けること…」

…ウルトラホークやマイティジャックはそんな試行錯誤が有ったそうですが、

レヴェントンのデザインってその言葉通りだと思いませんか?)

ところがこの本は「人間・成田亨」が、デザインと芸術の狭間で翻弄されて、

時代を先行していた筈が、いつしか時代に取り残されてしまう…

そんな経緯がとても完結に書かれているんです。

自分の事と照らし合わせると、その悔しさや潔さがとても共感できて、

成田亨さんをもっと好きになりました。

20110827kaijyutobijyutsu02

もちろん、これまで観た事が無い作品も収録されてます。

お!8月も既に終盤。「芸術の秋」にはオススメの一冊です。

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